ムラのないスムーズな風を発生させる「dyson AM02 タワーファン」

「dyson AM02 タワーファン」が初めて発表された時、誰もがこれが扇風機とは思わなかった。しかし、今となっては「羽のない扇風機」という新しいカテゴリを作り出している。

羽がないのに風を生み出せるのは、dyson独自の技術「エアマルチプライアー」によるものだ。タワー下部のモーターが吸い込んだ風を独自の「エアマルチプライアー」で増幅させ、タワー上部の輪っか状の隙間を通して送り出す。

通常の羽を回すタイプの扇風機と使用感として異なる点は、風のスムーズさだ。従来の扇風機はジェットエンジンのように背面の空気を羽を回転させることで押し出して風を発生させていたため、回転力で発生した風は推進力が少なく身体に届くまでに断片的になりがちだった。

dysonの「エアマルチプライアー」は、気流が7度の翼型傾斜の上を通ったが、背後から空気を取り込み、周囲からも空気を巻き込んで、大きな風量へ増幅する。風を送り出す考え方が全く違うのだ。

実際に店舗などで体感して頂けるとわかるが、風の勢いが違う。サーキュレーターのように力強く前に押す風の勢いがありながら、サーキュレーターのように強過ぎて不快に感じるような風でもない。この絶妙なバランスが「dyson AM02 タワーファン」が優れている点だ。

風量は付属のリモコンや本体のノズルで調整が可能だ。

リモコンで操作出来るのは、リモコンで電源オン/オフ、風量調整、首振りで、タイマー機能は搭載しないのが残念だ。リモコンはマグネットになっているため、本体上部に留めておくことが可能だ。

羽がない分、手入れが楽なのも魅力的だ。

扇風機は、背面の空気を巻き込む際にどうしても一緒にホコリなどのゴミを巻き込んでしまう。従来型の扇風機やタワーファンは、回している羽やケースにホコリがこべり付き、手入れをするには分解が必要だった。

しかし、「dyson AM02 タワーファン」は羽がない上にシンプルな構造なため手入れが非常に楽だ。これくらい楽だと、普段掃除をするついでにさっと拭き掃除をしようと思う。

カラーは、シルバー/シルバー、アイアン/サテンブルー、シルバー/アイアンの3カラーが用意されている。どれもシルバー基調なので、部屋の雰囲気を損なわずに、リビングに溶け込む形で使うことが出来るのもうれしい。

一台あるだけでリビングの生活空間を快適にしてくれる「dyson AM02 タワーファン」。この夏は安い扇風機でなく、「dyson AM02 タワーファン」から送り出される”2ランク上の風”で快適な生活を楽しみたい。

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