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ワイヤレス充電器の規格と選び方

意外と複雑なワイヤレス充電器の規格と、選び方をまとめました。

ワイヤレス充電器の規格と選ぶ際のポイントは三つ

充電規格

ワイヤレス充電は様々な規格があります。

有線接続でいうUSBのような存在なのが、Wireless Power Consortiumが策定したQi(チー)。ちなみに、日本で一番売れているスマホとも言われるAppleのiPhoneのワイヤレス充電もQiと同等規格のものです。

ただ、同じAppleの製品でもApple Watchは別の独自規格のワイヤレス充電を採用しているため、同じメーカーだからと言って、同じ規格のワイヤレス充電器が使えるとは限りません。

充電出力

充電出力は充電する機器をどれくらいの速さで充電できるかを決める大事な要素です。

現在ワイヤレス充電の主流であるQiで言えば、

  1. 5W
  2. 7.5W
  3. 10W
  4. 15W

の3つの出力があります。ワット数が大きいほど速く充電ができますが、受ける側(スマホ、タブレット)などの充電規格がそのワット数に対応していないと、充電器側が高出力でも意味がありません。

先ほど例に出したAppleのiPhoneで言えば、ワイヤレス充電のパワーは7.5Wとされているので、15Wなどの高出力ワイヤレス充電器を使ったとしても、7.5Wでしか充電ができません。

一方で、スマホでいち早くワイヤレス充電を採用したサムスンのGalaxyシリーズは、Galaxy S20など最新モデルでは最大15Wのワイヤレス充電に対応しています。

給電エリアの広さと置き方

ワイヤレス充電を実際に使ってみると重要だと痛感するのが給電エリアの広さです。格安モデルのワイヤレス充電器だと給電エリアが狭く、きちんと充電できないことがあります。

また、充電する際の置き方も大事です。

ワイヤレス充電器の置き方は、

  1. 平置きタイプ
  2. 立てかけタイプ

の2種類がありますが、万能なのは平置きタイプです。平置きなので、機器によって充電を受けるチップが違っていても、接触させる場所を移動させるだけで確実に充電ができます。

その点で微妙なのが立てかけタイプですが、きちんと対応したスマホ・タブレットのモデルを購入すると、確実にワイヤレス充電チップを認識してくれ、しかもちょっとした振動などでズレることもないので確実に充電できます。

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