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絶対に失敗しないモニターアームの選び方

マルチディスプレイ環境を快適にしてくれるのがモニターアーム。簡単な仕組みのデバイスですが、選び方次第でレイアウトが変わってしまったり、モニター同士が干渉したりと、意外とハマりポイントが多いアイテムです。

モニターアームの種類を把握しよう

  1. 設置方式
  2. 搭載台数
  3. 可動域

の3つのパターンがあります。

それぞれどの種類を選ぶかによって使い方が変わってくるので、自分の使い方に合ったモデルを選ぶのが失敗しない近道です。

モニターアームの設置方式の違い

ベーシックなモニターアームの設置方法は、デスクに挟み込んで固定する「クランプ式」。ほとんどのモニターアームはこの方式を取っています。

それ以外の方式では、「壁掛け」「自立スタンド式」「グロメット式」「ネジ固定式」などがありますが、可動域に限界があったり、搭載できるモニターの枚数に制限があるのを覚えておきましょう。

モニターアームの搭載台数の違い

モニターアームを使いたいと考える場合、複数枚のモニターを設置する「マルチディスプレイ」を利用したいケースもあるでしょう。モニターアームによっては、一本のアームで複数台のディスプレイを搭載できることがあります。

搭載台数を増やす場合のポイントは「搭載する方向」です。製品によって、ディスプレイを縦方向に並べるのか、横方向に並べるのか違いがあります。また、ディスプレイを縦・横どちらの方向でアームに搭載するかによって、並べられるモニターのサイズに限界があります。

マルチディスプレイをする場合、ディスプレイの表示領域を「横方向に伸ばしたいのか」「縦方向に伸ばしたいのか」は使い勝手に大きく影響するので、この点はモニターアームだけでなく液晶ディスプレイをチョイスする際にもしっかりと頭に入れておきましょう。

モニターアームの可動域の違い

モニターアームのアーム自体が可動する製品が多く、より自由なレイアウトが取れるようになっています。しかし、この可動域にも種類があって、「縦」「横」「奥行き」の3次元のどこを、どこまで選べるのかでマルチディスプレイ環境が大きく変わります。

また、モニターアームの先端部分、つまりモニターを接続する部分が上下左右に可動するのかも意外と重要なポイント。マルチディスプレイ環境では、横方向・縦方向に視野が広がるので、視野角をなるべく狭くしないと、ディスプレイを見る時に首を振ることになって、肩こりなどに繋がります。

モニターの角度調整をできると、いま流行の「湾曲ディスプレイ」のように、無理なくディスプレイの端を見られるようになるので、身体へのストレスが軽減できます。

パターンごとの選び方

横方向のデュアル・ディスプレイ

一般的な用途だけでなくゲームでも人気なのがディスプレイを横に2枚並べる形のデュアル・ディスプレイ。

この場合、横方向に並べる専用のモニターアームを選べば1本のアームだけでデュアル・ディスプレイ環境を構築できます。モニターアームは「アームが横に並んでいるモデル」を選びましょう。

縦方向のデュアル・ディスプレイ

PCで専門的な使い方をするユーザーに人気なのが縦方向でのデュアル・ディスプレイ。縦の情報量が増えるため、文章を書くユーザーやプログラミングをするユーザーに人気なほか、上の画面と下の画面で別々のことをしたいユーザーにもオススメです。

この場合は、1本の支柱にアームが縦に2本並んでいるモデルを選びましょう。横に並んでいるモデルでも縦方向に設置できるケースもありますが、ディスプレイサイズが大きくなると縦方向で重なってしまうこともあるので、縦方向に並んでいるモデルを選ぶのがベストです。

縦横4枚のマルチ・ディスプレイ

FXやトレーディングなどをするユーザーに人気なのが縦・横に2枚ずつ、合計4枚のマルチ・ディスプレイ環境。この場合、最低でも2本のアームが必要ですが、選ぶアームは「アーム横並び」「アーム縦並び」でもどちらでも構いません。ただし、2本とも同じモニターアームを選びましょう。

1本のアームで1つのディスプレイを搭載するモデルでも良いですが、アームを4本搭載すると重量が増える点、縦方向でアームが干渉する可能性を考えると、2本アームのモデルを選ぶ方が安全です。

4枚画面用のモニターアームもありますが、「大画面2枚構成」などに変えた時にレイアウトがしづらいので、2本アームのモニターアームを2つで運用した方が、汎用性が高くてオススメです。

その他にチェックしたいポイント

耐荷重の大きいモデルを選ぼう

かつては17インチでも「大画面」と言っていたディスプレイも、現在では32インチクラスを当たり前に使うようになってきました。ディスプレイは日々進化しているので、今後大サイズで薄型のモデルが出てくることは間違い無いでしょう。

ディスプレイを買い換えるたびにモニターアームも買い換えるのは勿体無いですから、なるべく耐荷重の大きいモニターアームを選んで、ディスプレイが大きくなっても使いまわせるようにしましょう。

アームの可動方式

モニターアームは高級モデルほどアームの可動部分にガススプリングと呼ばれる方式を取っています。ガススプリングのモニターアームは、アームの位置を微調整しやすいだけでなく、移動もスムーズになるので、お金に余裕があるならガススプリング式のモニターアームを選びましょう。

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