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ゲーミングノートとdGPU搭載ビジネスノート、どっちがいい?

ゲーミングノートとdGPU搭載ビジネスノート、PCゲームをするならどちらが良いのか、実際に両方を使っている筆者が気になる点などをまとめました。

公開日: 2020.6.22

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ゲーミングノートとdGPU搭載ビジネスノートの違い

スペックで見ると、ゲーミングノートとdGPU搭載ビジネスノートの違いはあまりありません。

どちらもノートPCとしてはハイエンドなCPUを搭載し、NVIDIAやAMDのdGPUを搭載しているため、同じクラスのグラフィックボードを搭載しているのであれば、グラフィック性能もほぼ同じと思って構わないでしょう。

排熱構造とファンの騒音は大きく違う

一方で、ゲーミングノートとdGPU搭載ビジネスノートでは排熱構造が大きく違います。

まず、ビジネスノートはビジネスでの使用を前提としているので、「dGPUはたまに使う程度」を前提していることが多く、筐体デザインは出来るだけ薄く小さくするようにできています。その分、ファンも薄型化・小型化する傾向にあるので、小さいファンで高熱を本体の外に逃がすためにはどうしても高負荷時のファンの騒音が大きくなりがちです。

一方で、ゲーミングノートは「常にdGPUを使っている前提」で設計されているものが多く、筐体デザインやファンの選定など「PC内部を常に冷やす前提」で設計されていることが多く、ファンの排熱力が強くファンの騒音が比較的静かなものが多くなっています。

例えば、DELLのゲーミングPC・ALIENWARE AREA 51mでは、ベゼル部分に専用の排熱構造を設置することで強力な排熱力を実現しています。

ディスプレイが違う

画面をきめ細やかに表示するのは「DPI(Dot per Inch)」が重要ですが、FPSなどのPCゲームでは画面を滑らかに表示させる「リフレッシュレート」が大事です。最近では、AppleのiPad Proがリフレッシュレートが120hzとなる「ProMotionテクノロジー」を搭載して、滑らかな表示を実現しています。

通常のノートPCでは、30〜60hzのリフレッシュレートを採用していることがほとんどですが、ハイエンドなゲーミングPCではAppleのProMotionテクノロジーを上回るリフレッシュ144hzの液晶を搭載しているモデルもあります。

値段は高額なモデルになりますが、ゲーミングPCを快適にするなら選びたいところです。

どちらが良いのか?

排熱構造やファンの騒音は、PCゲームを遊ぶ上で重要なポイントになるので、ゲーミングがメインならばゲーミングノートにするべきでしょう。筆者もゲーミングノートPC(Lenovo Legionシリーズ)とDELL XPS 15の両方でゲームをしていますが、ゲームの快適さは圧倒的にゲーミングノートPCが勝ります。

逆に、「基本はゲーム以外、たまにゲーム」というのであれば、選択肢も多く、持ち運びもしやすいdGPU搭載ビジネスノートがおすすめです。

また、ファンの騒音が問題となるのであれば、dGPU搭載ビジネスノートでゲームをする時だけ外部ディスプレイを使うのも手です。ディスプレイサイズも大きくなりますし、本体から距離を置くことでファンの騒音が少し気にならなくなります。

プロゲーマーの方でもない限り、一日中ゲームをしているということはあまりないと思うので、dGPU搭載ビジネスノートの方が普通の方には良いでしょう。


ゲームをするならゲーミングノートとdGPU搭載ビジネスノートどちらが良いのかを見てきました。

どちらも良いところがあるので、自分の使い方やゲームをする時に求めるものを考えて、最適なノートPCを選んでみてください。

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