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Antutuスコア別・スマホSoC(CPU)の性能比較表

スマートフォン・タブレット向けSoC(CPU)の性能を、Antutuスコア別に比較しました。スマートフォンやタブレットを購入する際にどれくらいの性能なのかを確認できます。

公開日: 2020.4.29

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Antutu Benchmarkとは?

スマートフォン・タブレット向けのフリーウェア・ベンチマークソフトです。

独自の解析方法でスマートフォンの性能をスコアリングすることで、その機種が歴代の機種と比べてどれくらいの性能なのかを計測できます。

比較表

ハイエンド(40万以上)

2020年現在で最新モデルや1世代前のモデルのハイエンドがこのクラスになります。

ハイエンドだけに、本体価格も10万円以上のものが多く、購入時の値段は高くなりますが、逆にいうとこのクラスのスマートフォンなら「発売から2年はハイエンド機種」として使えるので、長生きな機種とも言えます。

SoCメーカーCPUAntutuスコア
Snapdragon 865QualcommKryo 585[Cortex-A77(4コア)+Cortex-A55(4コア)]573,000
Apple A12XAppleVortex×4 Tempest×4557,000
Apple A13 BionicAppleLightning×2 Thunder×6538,000
Dimensity 1000MediaTekCortex-A77x4+Cortex-A55x4511,360
Exynos 990SAMSUNGMongoose 5th gen×2+Cortex-A76×2+Cortex-A55 x4511,000
Snapdragon 855 PlusQualcommKryo 485 P×1 Kryo 485 P×3+ Kryo 485 Silver×4500,000
Snapdragon 855QualcommKryo 485 P×1 Kryo 485 P×3+ Kryo 485 Silver×4464,000
Kirin 990 5GHUAWEICortex-A76 x2+Cortex-A76 x2+Cortex-A55 x4448,000
Apple A12AppleVortex×2 Tempest×4436,000
Dimensity 1000LMediaTekCortex-A77x4+Cortex-A55x4413,000
Kirin 990HUAWEICortex-A76 x2+Cortex-A76 x2+Cortex-A55 x4400,000

ミドル・ハイエンド(20万〜40万)

このクラスは現行機種というよりかは、3、4世代前のハイエンドモデルがメインとなります。

また、最新SoCである「Snapdragon 765」などは、ミドルクラスのSoCですが、3、4世代前のハイエンドモデルと同等かそれ以上の性能があるため、ミドルレンジ・スマートフォンとはいえかなりの性能があると覚えておくと良いでしょう。

このクラスなら、現行のハイエンド向けゲームでも、上位機種なら快適に遊べそうです。

SoCメーカーCPUAntutuスコア
Exynos 9820SAMSUNGM4×4+Cortex-A75x2+Cortex-A55 x4380,000
Kirin 980HUAWEICortex-A76 x2+Cortex-A76 x2+Cortex-A53 x4375,000
Snapdragon 845QualcommKryo 385 Gold×4+ Kryo 385 Silver×4350,000
Dimensity 800MediaTekCortex-A76x4+Cortex-A55x4335,000
Exynos 9810SAMSUNGM3×4+Cortex-A55 x4323,000
Snapdragon 765 GQualcommKryo 475 Gold(A76)×2+Kryo 475 Silver(A55)×6302,000
Apple A11AppleMonsoon×2 Mistral×4295,000
Snapdragon 765QualcommKryo475(A76)×2+Kryo 460(A55)×6287,000
Helio G90TMediaTekCortex-A77x2+Cortex-A55x6281,000
Kirin 970HUAWEICortex-A73 x4+Cortex-A53 x4277,000
Kirin 810HUAWEICortex-A76 x2+Cortex-A55 x6277,000
Snapdragon 835QualcommKryo 280×4+ Kryo 280×4263,000
Snapdragon 730GQualcommKryo 470(A76)×2+Kryo 460(A55)×6258,000
Apple A10AppleHurricane×2 Zephyr×2244,400
Snapdragon 730QualcommKryo 470(A76)×2+Kryo 460(A55)×6243,000
Exynos 8895SAMSUNGM2×4+Cortex-A53 x4238,000
Snapdragon 710QualcommKryo 360 Gold×2+ Kryo 360 Silver×6222,000
Snapdragon 670QualcommKryo 360 Gold×2+ Kryo 360 Silver×6220,000
Kirin 960HUAWEICortex-A73 x4+Cortex-A53 x4214,000
Helio P70MediaTekCortex-A73 x4+Cortex-A53 x4212,000
Snapdragon 675QualcommKryo 460(A76)×2+Kryo 460(A55)×6200,000

ミドルエンド(10万〜20万)

このクラスは3、4世代前のハイエンドモデルか、2、3世代前のミドルレンジモデルがメインとなります。

現行のゲームなどをするには少々厳しいモデルもあります。

SoCメーカーCPUAntutuスコア
Helio G70MediaTekCortex-A75x2+Cortex-A55x6191,000
Snapdragon 821QualcommKryo×2+Kryo×2186,000
Snapdragon 660QualcommKryo 260×4+Kryo 260×4182,550
Snapdragon 820QualcommKryo 475 Gold(A76)×2+Kryo 475 Silver(A55)×6178,000
Helio P60MediaTekCortex-A73 x4+Cortex-A53 x4172,000
Snapdragon 636QualcommKryo 260×8170,000
Kirin 710HUAWEICortex-A73 x4+Cortex-A53 x4164,000
Helio X30MediaTekCortex-A73x2+Cortex-A53 x4+Cortex-A35 x4155,000
Helio P90MediaTekCortex-A75x2+Cortex-A55x6118,000
Kirin 659HUAWEICortex-A53 4+4コア100,000

ローエンド(10万未満)

このクラスになると、5、6世代前、ひょっとしたらそれよりも前のハイエンドクラスの性能になるので、現行のハイエンドゲームなどを遊ぶには厳しく、「ネットやSNS、電話やメールがメイン」という使い方になりそうです。

特に、Snapdragon 450はシャープのAQUOSシリーズやMotoloraのGシリーズなどローエンド採用されていますが、ミドルレンジスマホより1万円くらい安いからと、このクラスの最新機種を選ぶと、かなり後悔することになりそうです。

SoCメーカーCPUAntutuスコア
Helio P23MediaTekCortex-A53 x896,000
Helio A22MediaTekCortex-A53 x487,000
Snapdragon 625QualcommCortex-A53×874,500
Snapdragon 450QualcommCortex-A53×872,000


Antutuスコア別・スマホSoC(CPU)の性能比較表を見てきました。

こうしてみると、現行機種だからと行って性能が高いわけでも、2,3年前の機種だからといって、現行機種よりも劣っているわけではないということがわかります。

スマートフォンやタブレットを選ぶ際は、SoC(CPU)を確認して選んでみると良いでしょう。

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