光熱費を30%程度節約できるサーモスタット「Nest」

サーモスタットとは、自動で温度を調整してくれる機器のこと。「Nest」は”学習するサーモスタット”というサブタイトルが付けられている。

学習するとはどういうことなのか、まずは公式動画を見てみよう。

iPodのサークルホーイルのようなデザインのNestは、室内の温度を調整してくれる。もちろん、自分で温度変更をすることも出来るので、室温が快適でないと思ったらNestを使って温度を変更すれば良い。

ここまではただのサーモスタットでも出来ることなのだが、Nestが違うところは、こうしたユーザーによる設定や時間を学習し、ユーザーがいる時に最適な温度を設定。逆にユーザーがいない時や温度を高める必要がない時間は徹底的に節電をしてくれるのだ。

就寝時など自分では温度調整が出来ない時に、Nestが快適な温度を自動で調整してくれるのはうれしい。しかも、ユーザーの好みに合わせた温度設定を学習するので、冷房が強過ぎたり、弱過ぎたりすることを回避出来る。

また、Nestはスマートフォンからも操作が出来る点も特徴だ。

例えば、外出先から30分ほどで自宅に帰宅するというシーン。iPhoneなどのスマートフォンからNestにアクセスし、空調をオンにすれば帰宅した頃には室温が快適な状態になっている。

それでも249ドルという値段は高い。それでもNestが注目されているのはその省エネ性能だ。

Nest Labs社によると、249ドルという高額なNestを購入したとしても、省エネで30%ほど光熱費を削減出来るため、結果的に1〜2年で元を取れてしまうという。

省エネをしつつ、室温は常に快適になる。こんなうれしいガジェットなら話題になるのも当然だ。

Nestは、アメリカで発売されているものの、日本での展開はまだない。アメリカから輸入をするか、平行輸入品を購入することになるが、いち早く話題のガジェットを試したい方は、購入してみてはいかがだろう。

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