腕時計であることに拘ったスマートウォッチ「Pebble」
SONYやSamsungが日本でも販売しているスマートウォッチ。どれもスマートフォンの「アクセサリ」として、スマートフォンの機能を拡張する観点で作られている。先日Googleが発表した「Android Wear」も同様だ。
公開日: 2014.4.15
SONYやSamsungが日本でも販売しているスマートウォッチ。どれもスマートフォンの「アクセサリ」として、スマートフォンの機能を拡張する観点で作られている。先日Googleが発表した「Android Wear」も同様だ。
「Pebble」がそれらと異なるところは、あくまで「腕時計」であろうとしているところだ。極端な言い方をすればカシオの「データバンク」を進化させた地点に、「Pebble」はいるのかもしれない。
「Pebble」は、その他のスマートウォッチと同様に、Bluetooth経由でスマートフォンと連携し、メールの受信などを表示してくれる。Pebble専用アプリが用意されていて、iPhoneやAndroidスマートフォンにアプリをインストールすれば、Bluetooth経由で「Pebble」のアプリを管理する事も出来る。
「Pebble」には、専用のアプリストアがあり、そこにある健康管理アプリや腕時計の着せ替えフェースをダウンロードして、「Pebble」をカスタマイズすることが可能だ。アプリは多種多様で、例えば、アクティブカメラ「Go Pro」は、Go Proを「Pebble」でリモート操作出来るアプリを提供しているし、スポーツテレビ局ESPNは、スポーツの試合の速報を見られるアプリを提供予定だ。
ここまで見てきた通り、スマートフォンを前提としたスマートウォッチでない「Pebble」は、「それだけで多様な使い方が出来る腕時計」だ。スマートフォンの情報を読み取るだけの腕時計ではなく、「Pebble」という腕時計にいろんな機能を詰め込める、スマートウォッチが目指すべき本当の姿のように思える。
もちろん通信サービスを利用する際にはスマートフォンも必要だが、あくまで腕時計としての機能を高める「Pebble」。日本でもぜひ正式に展開して欲しい腕時計だ。
関連リンク:Pebble公式サイト