ドコモFOMA SIM + 楽天モバイル運用で対応しておきたいバンド
- 2.1GHz帯(3G バンド1)
- 800MHz帯(3G バンド6:FOMAプラスエリア)
- 1700GHz帯(4G バンド3)
- 800MHz帯(4G バンド18/26)
の4つのバンドです。3Gは1/6、4Gは3/18と覚えましょう。
ドコモ FOMA SIMのバンド(3Gの周波数帯)
- 2.1GHz帯(バンド1)
- 800MHz帯(バンド6:FOMAプラスエリア)
- 800MHz帯 (バンド19:FOMAプラスエリア)
FOMA SIM側の必須バンドは、バンド1とバンド6です。
基本はバンド1に対応していれば大丈夫ですが、都市部の電波補完や山間部など広いエリアをカバーする「FOMAプラスエリア」には対応しておきたいところです。
東京都内などの都市部でも、ビルの谷間などはFOMAプラスエリアに対応していないと圏外にはならなくても、電波が弱くなることが多いため、FOMAプラスエリアはあった方が良いでしょう。
楽天モバイルのバンド(4G LTEの周波数帯)
- 1700GHz帯(バンド3)
- 800MHz帯(バンド18/26)
結論か言うと、バンド3とバンド18の両方に対応している必要があります。
800MHz帯(バンド18/26)は、auから基地局を借りている「パートナーエリア」です。楽天モバイルのエリアの圏外になると自動でパートナーエリアになります。
注意も必要で、実際に楽天モバイルのSIMを使っているユーザーの声を見ると、バンド26に対応している端末でも、バンド18に対応していない場合は、パートナーエリアで電波を掴まない(電波が弱い)ことがあるようなので、バンド18は必須です。
また、「基本は、都内だしバンド3があればいい」とはならないのが楽天モバイルの難しいところ。都内など楽天モバイルエリアでも、地下鉄や地下街などはパートナーエリアになることがあります。
FOMA SIMと楽天モバイルで運用する場合、データ通信は楽天モバイルになるので、通信を途切れないようにするためにも、バンド18への対応をしっかりと確認しましょう。
ドコモFOMA SIM + 楽天モバイルのメリット
ドコモのFOMA SIMは、月額1,000円程度で無料通話1,000円分が付与されるため、格安携帯回線として利用している方も多いかと思います。
FOMA SIMの問題は「4G LTE端末では利用できない」ことでしたが、最近はDSDSやDSDV端末が普及してきたため、データ通信系のSIMと組み合わせることで、最新のスマートフォンでもFOMAがSIMが使えるようになりました。
そこで、月額2,980円でデータ通信無制限の楽天モバイルと組み合わせることで、月額3,980円程度で、データ通信量無制限のスマートフォンを持つことが出来るといのが最大のメリットです。
ドコモの最大ギガプランは「ギガホ(月間60GB + 1Mbpsで無制限)」で、月額料金は7,150円。一方で、楽天モバイルは日次10GB(月間300GB)の制限がありますが、5倍のギガで月額料金が半額ほどになります。
FOMAからMNPして楽天モバイル一本にするメリット・デメリット
さらに月額料金を下げたいのであれば、FOMA SIMから楽天モバイルにMNPして楽天モバイルのみと言うのも、アリな選択肢です。
楽天モバイルは「楽天LINK」アプリを使うことで通話も無料になるため、FOMA SIMの無料通話もカバーできます。
ただし、問題は楽天モバイルのエリアです。楽天モバイルのメインバンドであるバンド3は、3大都市の主なところにしか対応していないため、バンド3エリア外は基本的には月間5GBまでのパートナーエリア(au回線)となります。
楽天モバイルエリア外では基本的にはパートナーエリア(au回線)につながりますが、実際に使っているユーザーからは「パートナーエリアなのに圏外」と言う声も聞かれるので、「いざと言う時に圏外になってしまう携帯」を持つのはデメリットと言えるでしょう。
ドコモFOMA SIM + 楽天モバイルで運用のメリットと対応しておきたいバンドを見てきました。
ドコモのエリアの広さと楽天モバイルの安さを組み合わせてることが、通信ギガを増やして月額料金を下げることができるのが特徴ですが、注意点も多いため、端末選びなどをしっかりしてから契約するようにしましょう。